この記事の目次
鍼灸治療に通っているのに、「良くなっている実感がないな」とモヤモヤしていませんか。「もう少し続ければ変わるのかな」「でも、このままでいいのかな」と、迷っている方もいるかもしれません。
私はうつ病で休職していたとき、ある鍼灸院に1年間通いました。けれど、うつ症状が良くなったとは言えないまま。それでも自分から動くことができず、結局は先生のほうから治療を打ち切られてしまいました。
この記事では、鍼灸治療で良くならないと感じたときに、続けるのか・変えるのかをどう判断し、変えると決めたらどう動けばいいのかを、私の体験をもとにお伝えします。
読み終わるころには、今のモヤモヤに対して、自分なりの次の一歩が見えてくるはずです。
なお、これはあくまで「鍼灸の治療院を見直す」話です。医師の治療や薬については、自己判断でやめず、つらい症状があるときは医療機関にも相談してください。
「効いていないかも」と感じたときに確認したいこと
まず、自分の感覚を一度立ち止まって確認してみてください。私の経験から、見直しを考えたほうがいいと思うのは、この3つです。
- 通っても、自分の体感で改善を感じられない 状態が続いている
- 先生が、不調の原因や体の状態を具体的に説明してくれない
- しばらく通っても、体の変化について何も説明がない
私が後から通ったH先生は、初診で「体の冷えが原因」「脈からこういう状態が見える」と具体的に説明してくれました。さらに治療を始めて1週間後には「脈から見ると1週間前とは別人ですよ」と、変化を言葉にしてくれたのです。
逆に言えば、原因も変化も説明されないまま時間だけが過ぎているなら、立ち止まって考えるサインかもしれません。
どんな鍼灸師が信頼できるかは、見分け方のポイントをこちらにまとめています。
H先生に「体の冷えが原因」と言われてから、冷えの治療にじっくり向き合った体験はこちらに書いています。
それでも変えられないのは、なぜか
「合っていないかも」と薄々感じても、なかなか先生を変えられない。これは、私自身がいちばん苦しんだところです。
振り返ると、私が動けなかった理由はこんなものでした。
- ここまで通ったのだから、今さら変えるのは 「もったいない」 という気持ち
- ここ以外で同じ治療ができるところがあるかわからない
- お世話になった先生に対する 遠慮 や申し訳なさ
- 体調が悪いときほど、自信のある言葉にすがって しまう
特に最後が厄介でした。「効果が出ているかも」と感じる瞬間が時々あったので、実際にはあまり効いていないことに気づけなかったのです。体がつらいときほど、「先生が言うなら大丈夫」と、耳ざわりのよい言葉を信じたくなってしまいます。
結局、私は自分から決断できないまま1年が過ぎ、最後はT先生から「もう俺の手には負えない、治療を終わりにしてくれ」と言われて終わりました。今思えば、もっと早く動いてもよかったのです。
1年通った治療院を突然打ち切られた経緯は、こちらに詳しく書いています。
「続ける?変える?」をどう判断するか
迷ったときの判断材料を、私なりに整理すると次のようになります。
- 改善を感じていて、説明にも納得できるなら:続ける
- 改善を感じられず、原因や変化の説明もないなら:別の先生を検討する
大切なのは、我慢比べではない ということです。長く通うこと自体が目的になってしまうと、私のように時間を失います。「合わないかも」と感じたら、直感を信じて別の先生を試してみてください。悪い状態から良い方向に向かうことができるかもしれません。
変えると決めたら、どう動くか
実際に動くときは、難しく考えなくて大丈夫です。私がしたのは、シンプルなことでした。
① 別の鍼灸院に問い合わせてみる(私はT先生をやめたあと、別の治療院に行ってみました) ② 一度試して、初診の説明を聞いてみる(原因や治療の方向性を説明してくれるかを見る) ③ 家族や信頼できる人、医師にも相談する(一人で抱えず、第三者の意見をもらう)
私の場合、思い切って先生を変えたところ、1か月ほどで散歩が続けられるようになり、友人から「声が明るくなった」と言われるまで回復しました。「先生を変えたら、こんなに変わるのか」と実感した出来事です。
もちろん、変えれば必ず良くなると約束できるものではありません。それでも、合わないまま続けるより、自分に合う治療を探すほうが、回復には近いと私は感じています。
治療院を変えてから体調が回復していった様子は、こちらに書いています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。 鍼灸治療で良くならないと感じたときの対処について、要点をまとめます。
・まず自分の感覚を確認する
改善を感じられず、原因や変化の説明もないなら、見直しのサインかもしれません。
・変えられない気持ちの正体を知る
「もったいない」「遠慮」「すがり」。私はこれで1年動けませんでした。
・我慢比べにしない
長く通うこと自体が目的にならないように。見切りは弱さではなく判断です。
・動くときはシンプルに
別の治療院に問い合わせ、初診の説明を聞き、第三者にも相談する。
合わない治療を続けるより、自分に合うものを探すほうが、回復には近いと私は思います。現状維持が一番もったいない、というのが、私の正直な実感です。
これからも皆様に少しでも参考になる内容をお伝えできればと思っています。皆様の明日がより良い日になることを願って。