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うつ病の休職中に読んでよかった本5冊|実際に読んで残ったこと

うつ病の休職中に読んでよかった本5冊|実際に読んで残ったこと

春来

※本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれます。

うつ病で休職中、少し落ち着いてきて「何か読んでみようかな」と思ったとき、何を選べばいいか迷っていませんか。

書店にも検索結果にも本はあふれていて、どれが自分に合うのかは読んでみるまでわかりません。体調が万全ではない時期に、合わない本を何冊も試すのはしんどいものです。

この記事では、私がうつ病の休職中に実際に読んだ本5冊を紹介します。あらすじの要約ではなく、読んだきっかけ・自分に何が残ったか・どんな方に合いそうかの3点で書きました。

読み終わるころには、いまの自分が手に取ってみたい一冊が見つかるはずです。

その前に|本には「読む時期」があります

先にひとつだけお伝えしておきたいことがあります。

同じ本でも、回復のどの段階で読むかによって、響き方はまったく違いました。私の場合、休職初期はそもそも読む気力がなく、中期は理解はできても心に染みず、体調が上向いた後期になって初めてすっと入ってくるようになりました。

ですから、これから紹介する本を読んで響かなかったとしても、それはあなたの理解力の問題ではありません。この話は別の記事に詳しく書いていますので、いま「読んでも頭に入らない」と感じている方は、先にそちらを読んでいただくほうがいいかもしれません。

読める時期・響く時期については、こちらに書いています:

5冊のうち1冊だけ選ぶなら『嫌われる勇気』です

先に結論を書きます。これから紹介する5冊のうち、どれか1冊だけを選ぶなら、私は『嫌われる勇気』をおすすめします

私自身、鍼灸のH先生から「何か一冊読むならこれ」とすすめられて読んだ一冊でした。中期に読んだ本で「意味はわかるけれど納得できない」と感じていたことが、この一冊を読んで初めてつながった感覚がありました。

ただし、ひとつだけ添えさせてください。いますぐ読む必要はありません。 この本が私にここまで入ってきたのは、体調が回復し始めてからでした。読む気力が戻っていない時期に手に取っても、おそらく同じようには響きません。先に体を休めるほうが先決です。

読んだきっかけや、この本から何が残ったかは、嫌われる勇気|5冊で一番助けられた本でくわしく書いています。

休職中期に読んだ3冊

休職中期になって、本が読めるようになった頃に読んだ3冊です。カウンセリングを受けていた時期で、すすめられた本や、自分でインターネットを調べて見つけた本でした。

こころが晴れるノート

読んだきっかけ:カウンセリングを受けていた頃にお勧めされた一冊です。

書き込み式の本で、私は一通り書き込んでやってみました。何回でも繰り返しできるように、別にノートを用意して、そちらに書き込む形で進めています。

この本から得たもの:やってみて気づいたのは、根拠のない決めつけ、べき思考、極端な一般化といった考え方の癖が、自分にもよくあるということでした。自分の思考にはこういう偏りがあるんだな、と手を動かしながら理解できたのは、この本ならではだったと思います。

ただ、私はそこで止まってしまいました。理解はできても、その偏りを直すところまではいっていません。「そう思ってしまうんだから、しょうがないじゃないか」という気持ちがどこかにあったからです。

こんな方に:自分の思考の癖に気づいて、それを直していこうと思える方。読むだけでなく、手を動かして進めたい方に向いています。

「気にしすぎて疲れる」がなくなる本

読んだきっかけ:当時の私は、人間関係や将来のこと、思ったとおりにいかない可能性、不測の事態、ほとんどの確率で起こらないことまで、世の中のさまざまなことが気になって不安になっていました。

そんな自分を見直して、気にしすぎを治したいと思って読んだ本です。

この本から得たもの:いま目次を見返しても覚えているのは、次の3項目です。

  • 自信の低下
  • 疲労が蓄積していく3段階
  • 疲れているときは、自己改革をしてはいけない

上の2つについては、私自身の体験を別の記事にも書いています。疲労の段階の話は自分に合った仕事量とは?3段階で判断する方法と対処法に、自信のほうは復職後に戻ってきたときのことをうつ病から復職後7か月目|上司に「声に自信が出た」と言われた変化にまとめました。

とくに3つ目は、当時の私が読んで「言っていることはわかる」と思った代表格でした。わかるけれど、そのとおりにはできない。当時はそんな受け取り方をしていましたが、あとになって、この一文がいちばん的を射ていたのだと気づくことになります。

こんな方に:不安を感じやすい方、まわりの目や言葉が気になって疲れてしまう方。

我慢して生きるほど人生は長くない

読んだきっかけ:人間関係は自分が我慢することでうまく回るなら、それでいいと思っていました。けれど、まわりに必要以上に気を使い続けた結果、私は休職するまでに至ってしまいます。

そんな自分に何か良いアドバイスがもらえるのではないかと思って読みました。

この本から得たもの:覚えているのは次の2つです。そしてこの2つは同時に、当時の私が「わかるけれど、いまの自分には無理だ」と感じたことでもありました。

  • 心が弱っているときは、自分をジャッジしてくる人から離れる
  • 「だから私はダメなんだ」病を治療して、自分の物語を歩く

こんな方に:タイトルのとおり、なんでも我慢して自分を犠牲にしてしまう方。

休職後期に読んだ2冊|ここから入り方が変わった

休職後期に読んだのが次の2冊です。中期の3冊とは、入ってくる感じがはっきり違いました。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本

読んだきっかけ:実はこの本、休職中期に一度読んでいます。ただそのときは、手放したいものが自分でも思いつかず、内容もいまひとつしっくりきませんでした。

読み直したのは休職後期です。体調が多少安定してきて、そのうえで手放したいことがはっきり出てきたので、今度は書かれている手法を試してみることにしました。

この本から得たもの:タイトルのとおり、執着を手放すための具体的な手法を教えてくれる本です。

正直に書くと、やっている最中は結構つらかったと記憶しています。自分の辛い体験や記憶、執着してしまっているものを手放そうと正面から向き合うことになるので、当然の結果かと思います。それでも最後まで試してみて、8割がたは手放せたという実感が残りました。全部ではなかったのは少し残念ですが、8割手放せたなら十分だと思っています。

同じ本を、同じ人間が、2回読んでいます。1回目はしっくりこないまま終わり、2回目は最後まで試して結果まで出ました。違ったのは本ではなく、読んだ時期のほうでした。

こんな方に:手放したいのに手放せないものが、はっきりある方。

逆に、いま手放したいものが思い浮かばない方や、手法を試すだけの体力がまだ戻っていない方は、この本の時期ではないのだと思います。私がそうでした。

嫌われる勇気|5冊で一番助けられた本

読んだきっかけ:体調が回復し始めた頃、私からH先生に「おすすめの本ってありますか?」と聞いて教えてもらった一冊でした。 「何か一冊読むならこれ」 というすすめ方だったのを覚えています。

この本から得たもの:読んでみて感じたのは、それまで読んできたほかの本に書いてあったことの、本質をついた内容だったということです。中期に読んだ3冊で「意味はわかるけれど納得できない」と感じていたことが、この本を読んで初めてつながった感覚がありました。

人間関係の本質をついているような内容で、引っかかるところがないまま、素直に入ってきたのです。中期に読んだ本のように「言っていることはわかるけれど」と身構えることが、この本ではありませんでした。

印象に残っている考え方を具体的に挙げると、「課題の分離」「共同体感覚」「自己受容」の3つです。

また 「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」 という項目があります。ここを読んだとき、自分から動き出さないといけないと感じました。中期に本を読んでいた頃には、一度も起きなかった感覚です。

こんな方に

  • 頑張らなくていいところで頑張りすぎてしまう方
  • 人間関係に悩んでいる方
  • 他人と比較してしまう方

なお、この本が私にここまで入ってきたのは、体調が回復し始めた時期に読んだからだと思っています。その話は別記事に書きました。

おまけ|読み返したくなった『チーズはどこへ消えた?』

5冊には数えていませんが、もう一冊だけ書かせてください。

読んだきっかけ:この本を最初に読んだのは、会社に入社した頃です。休職する1年ほど前のことでした。

読み返したのは『嫌われる勇気』のあとでした。さきほど書いた「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」という項目を読んで、自分から動き出さないといけないと感じたとき、頭に浮かんだのがこの一冊だったからです。

自分から動かなければ、周りの変化についていけなくなる。 この本が伝えているのは、そういうことでした。『嫌われる勇気』で語られていた「自分から」という点と重なったので、もう一度読みたくなったのです。

読んだ本に背中を押されて、次の本を自分から手に取った。振り返ると、これは休職初期にも中期にも一度もなかったことです。本が読めるようになるというのは、こういうことなのだと思います。

こんな方に:変わらなければと思いながら、なかなか動き出せない方。

もうひとつのおまけ|休職よりずっと前に読んだ森田療法の本

これは休職中に読んだ本ではないのですが、私は『森田療法のすべてがわかる本』を、休職よりはるか前に読んでいました。

大学院時代にうつ症状で病院に通っていた頃、そこの医師にすすめられて読んだ本です。同じ時期に、その医師からは鍼を刺す方の鍼灸院(このブログで紹介している痛くない鍼灸治療とは別のもの)もすすめられていました。いま思えば、のちに私を回復させてくれた鍼灸との出会いは、ここから始まっていたことになります。

大学院時代のうつ症状から休職までの流れは、こちらに書いています:

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

休職中期に読んだ3冊
 『こころが晴れるノート』『「気にしすぎて疲れる」がなくなる本』『我慢して生きるほど人生は長くない』。自分の思考の癖に気づきたい方、不安を感じやすい方、我慢を重ねてしまう方に。

休職後期に読んだ2冊
 『「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本』『嫌われる勇気』。体調が上向いてから読んで、初めて自分のこととして受け取れた2冊です。

5冊で一番助けられたのは『嫌われる勇気』
 他人と比較してしまう方、頑張らなくていいところで頑張りすぎてしまう方、人間関係に悩んでいる方に。

合わなくても、あなたのせいではありません
 同じ本でも、体調の段階によって響き方は変わります。いま響かなくても大丈夫です。

これからも皆様に少しでも参考になる内容をお伝えできればと思っています。皆様の明日がより良い日になることを願って。

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⚠️ 免責事項 この記事は筆者の個人的な体験をもとにした情報提供です。病気を良くする方法として鍼灸・漢方という選択肢があることを知っていただくことを目的としており、病院での治療を否定するものではありません。治療方針については必ず医師または専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

春来(はるき)

IT企業SE・30代。うつ病で休職後、鍼灸・漢方との出会いを経て復職。病院以外の選択肢があることを、実体験をもとに発信しています。

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