この記事の目次
漢方薬局に初めて行くとき、「何を聞かれるんだろう」と不安ではありませんか。初めてだと身構えてしまいますよね。
私はうつ病で休職してから、自分に合う漢方薬を探して、いくつもの漢方薬局を巡りました。最初はやはり緊張しましたが、何軒か通ううちに「初診でだいたい何を聞かれ、何をするのか」が見えてきました。
この記事では、複数の漢方薬局を巡った私の体験から、初診の実際をお伝えします。読み終わるころには、初めての漢方薬局でも、落ち着いて相談できるようになっているはずです。
なお、漢方薬局は病院(医療機関)ではありません。つらい症状があるときは、医療機関の受診も検討してください。
初診で聞かれること
私の経験では、漢方薬局では初診ではまず問診票を書くことが多いです。そのうえで、薬剤師の方から次のようなことを聞かれます。
- 今かかっている病気・困っている症状
- 睡眠の状態(眠れているか)
- 食欲の状態
- ストレスの有無や生活の状況
- 身長・体重
なかでも一番しっかり聞かれるのは、「今、何にいちばん困っているか」という症状の話です。漢方は同じ病名でも、その人の体の状態や症状の出方によって選ぶ漢方薬が変わるため、こうした幅広い質問になるのだと感じました。
どんな些細なことでも良いので**「今の自分の不調を正直に話す」こと**です。話したことが漢方薬選びの基準になることもあります。恥ずかしいと思うこともあるかもしれませんが、自分のためにも話しておく方が良いと思います。
体は診られる?脈診や腹診はしない
「漢方というと、脈をとったりお腹を触ったりするのでは」と思う方もいるかもしれません。
ですが私の経験では、漢方薬局で脈診(脈をとる)や腹診(お腹を触る)をされたことはありません。聞いたところでは、これらは体に触れて行う診察にあたり、医師が行うものだからとのことでした。
一方で、**舌の状態(舌診)**は漢方薬局によってやるところとやらないところがあります。舌は口を開けて見せるだけなので、特に負担はありません。
つまり、漢方薬局の初診は「体を細かく診られる」というより、「話を聞いてもらう」場に近いものでした。補足ですが、ただ話を聞くだけではなく、話す態度や振る舞い、その人の雰囲気などを踏まえて最適な漢方薬の判断をしているそうです。
試飲はある?
漢方薬を選ぶ前に試飲があるかどうかは、薬局によってまちまちでした。
- 試飲がある薬局/ない薬局、どちらもありました
- 試飲があると、飲んでみた感想を聞かれることがあります。
ちなみに、試飲をじっくり行うところもあります。私が最終的に出会った薬局は試飲のカウンセリングが特に丁寧で、これは少し特別なケースでした。
試飲のカウンセリングが丁寧だった薬局の体験は、こちらに詳しく書いています。
初診の費用の目安
費用は、初めてだと一番気になるところかもしれません。
漢方薬局の漢方は、基本的に健康保険の対象外です。そのため、病院で漢方を出してもらう場合(保険がきけば自己負担は3割)と比べると、3倍くらいの感覚でした。煎じ薬(生薬を煮出すタイプ)だと、もう少し高くなることもあります。
また、相談料は無料のところが多いのですが、その代わりに漢方薬を購入するのが前提になっている、という印象でした。漢方薬のプロに相談するわけですから、当然のことだと思います。これは病院でも「相談だけでも診察料を払う」のと同じだと考えれば、納得できると思います。
なお、治療を目的として購入した漢方薬は、医療費控除の対象になることがあります(条件があるため、詳しくは薬局や税務署にご確認ください)。漢方は継続して飲むことが多いので、こうした制度を知っておくと、負担を抑えやすくなります。
体験から|初診で気をつけていたこと
最後に、複数の薬局を巡った私が、初診のときに気をつけていたことをお伝えします。
私の場合は、初診でいきなり1か月分の漢方をすすめられたときは、少し慎重になっていました。体に合うかどうかは飲んでみないとわからないので、初診は2週間以内の量から始める薬局のほうが、私は安心して続けられました。
もちろんこれは私の感じ方ですが、初めての薬局を見るときの一つの目安になるかもしれません。
漢方薬局そのものの選び方は、こちらでくわしくまとめています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。 漢方薬局の初診についてのまとめです。
・聞かれるのは主に「今の症状」
困っている症状を中心に、睡眠・食欲・ストレス・身長体重などを聞かれます。正直に話すだけで大丈夫です。
・脈診・腹診はしない。舌は見られることがある
体を細かく診られる場ではなく、話を聞いてもらう場に近いです。
・費用は保険外で病院の3倍ほど。相談料は無料でも漢方の購入が前提
試飲はあったりなかったり。治療目的なら医療費控除の対象になることもあります。初診はまず2週間以内の量から始めてくれる薬局だと、私は安心して続けられました。
初めての漢方薬局は緊張するものですが、聞かれるのは「今の自分の不調」が中心です。身構えず、まずは相談してみてください。
これからも皆様に少しでも参考になる内容をお伝えできればと思っています。皆様の明日がより良い日になることを願って。