Facebook X はてな LINE
休職中の暇・焦りをどう乗り越えたか|うつ病で休んだ体験談

休職中の暇・焦りをどう乗り越えたか|うつ病で休んだ体験談

春来

うつ病で休職して時間ができたのに、何をしていいかわからず一日が長く感じていませんか。あるいは、「いつになったら治るのか」と焦ったりしていませんか。

休職中は、体の不調そのものだけでなく、こうした「気持ちの揺れ」がじわじわとこたえます。私自身も、休職している間ずっと心が穏やかだったわけではありませんでした。

この記事では、私がうつ病の休職中に「暇」「焦り」とどう向き合ったかを、体験談として紹介します。うつ病で休職した経験をもとに解説します。

読み終わるころには、今のあなたの過ごし方や気持ちを、少し肯定できるようになっているはずです。

休職中、私を悩ませた2つの気持ち

休職中、私の心を揺らしたのは主に次の2つでした。

  • :ぽっかり空いた時間を、どう過ごせばいいのかわからない
  • 焦り:なかなか治らない、早く戻らなければ、という気持ち

ここからは、それぞれについて私の体験をお話しします。

暇との向き合い方|「何もしない」を許す時期があっていい

休職してすぐの時期、私はとにかく体が疲れきっていました。だから暇と感じることはなく、まずはとにかく休もうと思っていました。

当時を振り返ると、できたのはこのくらいです。

  • 横になりながら音楽やラジオを聴く

正直、それ以上のことをする気力はありませんでした。ですが今思えば、この「何もしない時間」こそが、休職の初期には必要だったのだと感じています。

なかでも私の体感では、ラジオは気が紛れる効果がありました。ラジオは人の声がほどよく流れていて、話の内容に耳を傾けていれば、余計なことを考えずにすみました。

体調が多少落ち着いたときには、疲れていて動けなくてもできることを探していました。そのなかで、やって良かったと思ったことがあります。

それは瞑想です。呼吸や体に意識を向けて「今」に集中すると、ぐるぐると考えてしまう頭が少し静まり、気持ちが落ち着きました。私はガイド音声を頼りに続けていましたが、やり方や続け方は瞑想のすすめ|うつ病休職中に不安がやわらいだ体験と続け方でくわしく紹介しています。

体調が回復してきた後期になると、できることが自然と増えていきました。

  • 体の回復のために散歩をする
  • 本を読む
  • 自分に合う漢方薬局を探して遠くに出かける

この頃には復職の希望も見えてきていましたので、復職に向けて頑張るという目標があったため暇を感じることはありませんでした。運動、食事、睡眠を意識した規則正しい生活をしていました。

散歩は、休職中の私にとって大きな支えになりました。続けた記録はこちらに書いています。

お伝えしたいのは、暇な時間を無理に埋める必要はないということです。動けないときは休むことが回復そのもので、動けるようになれば、やりたいことは自然と戻ってきます。

焦りとの向き合い方|焦りの正体は時期で変わった

私を一番長く苦しめたのが「焦り」でした。しかも焦りの中身は、時期によって少しずつ変わっていきました。

  • 初期:とにかく早く体を治したい、という焦り
  • 半年ごろ:なかなか治らない体への焦り。同時に、同期との差が広がっていくことへの焦り
  • 後期:復職期限まで時間がない、という焦り

正直に言えば、中期までは焦りとうまく折り合いをつけられませんでした。早く治りたいのに治らない、会社の同期や周りは前に進んでいるのに自分だけ進めない、そんな思いが、ずっと心の中にありました。

転機になったのは、後期に入って体調が良くなってきたことでした。

焦りは、気合いや考え方だけで消そうとしても、なかなか消えてくれませんでした。ですが、体調が回復していくにつれて、焦りは自然と落ち着いていったのです。体が楽になると、不思議と「まあ、なんとかなるだろう」と思えるようになっていきました。

復職期限が近づいてくる焦りはまだありましたが、それも「焦ってもしょうがない、いま自分にできることをやろう」と前向きに受け止められるようになっていったのです。

治らない体への焦りが、鍼灸と漢方で体調が上向くにつれてやわらいでいった経緯は、こちらの記事にも書いています。

この経験から言えることは、焦りは気持ちでねじ伏せるものではないということです。休職という状況に焦ってしまうのは当然ですし、焦りは無理に消そうとすると逆に増えてしまうこともあります。それよりも、まずは体を回復させることに専念してください。体が良くなれば、焦りはあとから自然とおさまっていきます。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。 この記事のポイントをまとめます。

暇な時間は無理に埋めなくていい
 動けないときは休むことが回復そのもの。私はラジオと瞑想で気を紛らわし、動けるようになってから散歩や読書を始めました。

焦りは気持ちで消そうとしない
 焦りは時期によって形を変えますが、私の場合は体調が回復するにつれて自然とおさまりました。まずは体を治すことに専念して大丈夫です。

休職中の気持ちの揺れは、あなたが弱いからではありません。体の不調で休んでいる以上、誰にでも起こりうる自然なものです。どうか自分を責めず、まずは体を休めることを一番に考えてください。

私の経験から、体が良くなれば気持ちも落ち着いていきます。痛くない鍼灸治療や漢方薬は、私にとって体を整える助けになりました。私がこの2つを選んだ経緯は、痛くない鍼灸と漢方を選んだ理由|半信半疑だった入り口に書いています。

これからも皆様に少しでも参考になる内容をお伝えできればと思っています。皆様の明日がより良い日になることを願って。

関連記事

⚠️ 免責事項 この記事は筆者の個人的な体験をもとにした情報提供です。病気を良くする方法として鍼灸・漢方という選択肢があることを知っていただくことを目的としており、病院での治療を否定するものではありません。治療方針については必ず医師または専門家にご相談ください。

この記事が役に立ったらシェアしてください

春来のプロフィール画像

この記事を書いた人

春来(はるき)

IT企業SE・30代。うつ病で休職後、鍼灸・漢方との出会いを経て復職。病院以外の選択肢があることを、実体験をもとに発信しています。

プロフィールを見る →