Facebook X はてな LINE
うつ病から復職して1年10か月|再発せずに続けている6つのこと

うつ病から復職して1年10か月|再発せずに続けている6つのこと

春来

復職できたのはいいけれど、この先ずっと働き続けられるのだろうか。そう不安になっていませんか。

「何を続ければいいのかわからない」「続けても意味があるのかわからない」と思っている方もいるかもしれません。

この記事では、私が復職してから1年10か月、毎月続けてきたことを6つ紹介します。私はうつ病と医師に診断されて会社を休職し、2024年11月に復職しました。治療は病院にかかりながら、痛くない鍼灸治療(脉診流経絡治療)と漢方薬を続けてきました。毎月書いてきた復職後の記録を読み返して、ずっと変わらずにやっていたことを拾い出しています。

読み終わるころには、大切なのは、「あたりまえ」をそのまま受け取らずに、自分に合うことを見つけて続けることだとわかるはずです。

結論:自分に合うことを、調子がいい月も変えずに続けてきた

ずばり、自分の体に合うことを見つけて、調子がいい月も悪い月も同じように続けてきました。続けてきたのは次の6つです。

  • 寝る時間を、休日も変えない
  • 自炊で、体に合うものを食べる
  • 痛くない鍼灸と漢方薬を、調子がいい月も続ける
  • 体力は、軽い運動から少しずつ強度を上げていく
  • 崩れたときは、理由を探す
  • 休むことを、サボりだと思わない

復職後の記録を並べてみると、「仕事後の過ごし方」がほぼ毎月同じ文章になっています。自炊をして、音楽を聴いて、お風呂に入って、23時に寝る。

用事がある日は違うこともありますが、だいたいはこの形です。変わらない習慣自体が、続けてきたことの証拠でした。そして復職してから1年10か月、再発することなく、もう一度休職することもなく働けています。

1. 寝る時間を、休日も変えない

いちばん守ってきたのは、睡眠の時間です。

復職1か月目から、23時には寝ていました。休日も、寝る時間は平日と同じです。起きる時間は、復職して1年ほどは休日も平日と同じにしていて、いまは休日だけ少し遅めに起きています。平日は23時に寝て、朝7時に起きる形に落ち着いています。

逆に、ここを崩した月は記録にはっきり残っています。

  • 1年1か月目:年末で仕事が多く、寝る時間が24時にずれて睡眠時間が足りず、よく眠れなくなっていた月に、寒さが重なって風邪をひきました
  • 1年8か月目:ワールドカップを見るために夜9時に寝て朝4時に起きる生活を続け、寝不足のまま旅行に出かけて風邪をひきました

毎日の習慣で体の調子が上がってきていても、睡眠を削ると体調を崩してしまう。これが1年8か月目にわかったことでした。

寝不足で風邪をひいた月の記録はこちらです。

2. 自炊で、体に合うものを食べる

食事は、復職してからずっと自炊です。

復職2か月目には、スーパーで手に入る食材を片っ端から料理して、体が欲しているものを探していました。当時の私のベスト食材は鶏モモ肉でした。鶏モモ肉はいまも体に合っていて、最近はとろろや鮭もおいしく感じるようになりました。探し方は自分に合う食材の見つけ方にまとめています。

量は、1日2食・腹八分目にしています。始めたのは復職する前で、1年10か月経ったいまも同じです。続けているうちに、特別なことをしている感覚はなくなりました。

ここ数か月は、とろろをほぼ毎日食べています。薬膳の考え方で風邪をひきやすい人に勧められていると知って試したもので、私の体感では風邪に強くなった気がします。

ただ、合う食べ方は人それぞれです。私の場合はもともと胃腸が弱く、うつ病になるころにはさらに弱っていました。だから量を減らすほうが合っていましたが、同じやり方が誰にでも合うわけではありません。もし試すのであれば、体調とよく相談しながらやってみてください。

3. 痛くない鍼灸と漢方薬を、調子がいい月も続ける

痛くない鍼灸には、予定がない限り毎週土曜の午後に通っています。漢方薬も、いまも毎日飲んでいます。

治療は病院で受けるもの、というのがあたりまえかもしれません。それでも私にとっては、病院にかかりながら続けた痛くない鍼灸と漢方薬が、合う治療でした。なお、血液検査や画像検査など、病院でしか調べられないこともあります。気になる症状があるときは、医療機関にも相談してください。

続けてきた中で、記録を読み返してわかった変化があります。私の場合は、風邪が治るまでの日数が短くなっていきました。

  • 復職2〜3か月目:2〜3日で治った
  • 5か月目・7か月目:2日で治った
  • 1年1か月目:1日で治った

ほかにも、毎年春になると花粉症で鼻水が止まらなくなるのに、復職4か月目の春は、外を散歩していても鼻水が出てきませんでした。

大事にしてきたのは、調子がいい月にもやめないことです。復職12か月目は風邪もケガもなく、体調はかなり安定していましたが、それでも通い続けました。

通い続けていると、自分ではつかみきれていない疲れを、脈で教えてもらえることもあります。復職10か月目、資格試験の勉強でなんとなく疲れている感じはあったものの、どれくらいの疲れなのかは自分ではよくわかっていませんでした。そんなとき、治療前に脈を診た先生から「ストレスが溜まっているね」と言われて、はっとさせられました。

痛くない鍼灸で複数の不調がまとめて良くなった体験は、こちらに書いています。

何から始めればいいか迷う方は、痛くない鍼灸と漢方薬は何から始める?も参考にしてください。

4. 体力は、軽い運動から少しずつ強度を上げていく

体力は、一気にではなく階段のように戻してきました。記録に残っている順番はこうです。

  • 2か月目:散歩を1日20〜30分
  • 3か月目:散歩を30〜60分
  • 4か月目:散歩を60〜120分、そのうち5〜10分はランニング
  • 5か月目:散歩に全力ダッシュを混ぜる
  • 6か月目:趣味のフットサルを再開
  • 7か月目:フットサルの疲れを翌日に持ち越さなくなる
  • 1年2か月目:目標にしていたスキーを再開

続けられたのは、目標があったからです。復職3か月目の私は「元気になったらフットサルをやりたい、旅行に行きたい」と思って散歩をしていました。病気を治すことより、治ったら何がしたいかを目標にすると、前向きな目標なので頑張りがいがあります。

ただし、うまくいったことばかりではありません。フットサルを再開した6か月目は、フットサルをした次の日に起き上がれないほど疲れていました。これはどう考えてもオーバーワークです。運動量は、その時の体調に合わせて調整する必要があります。

スキーで膝を痛めたあとも、散歩から筋トレ、筋トレから短時間のジョギングと、同じ順番で戻してきました。

運動と趣味をどんな順番で再開したかは、こちらにまとめています。

5. 崩れたときは、理由を探す

1年10か月の間、体調がまったく崩れなかったわけではありません。崩れた月には、それぞれ理由がありました。

  • 5か月目:業務量が倍に増えて、疲れが溜まり風邪をひいた
  • 1年4〜6か月目:春のだるさが続いた(春は、休職前にうつの症状がひどくなった時期でもあります)
  • 1年6か月目:寒暖差で体に熱がこもった(寒暖差疲れ)
  • 1年7か月目:梅雨の湿気で体が重く、目を酷使する仕事も重なった

理由がわかると、だるさを全部自分のせいにせずに済みます。そして、理由がわかれば手が打てます。

たとえば復職5か月目には、エアコンの風が肌に当たるのがつらいと上司に相談して、風の当たらない席に替えてもらいました。席替えのあとは、ずいぶん楽になりました。エアコンの冷えへの対処はエアコンの冷えで体調を崩すときにやったことにまとめています。

趣味のゲームで疲れたり眠れなくなったりした4か月目には、1日のゲーム時間を決めて、夜遅くにはやらないと決めました。小学生みたいですが、結構効果があります。

一方で、気にしすぎるのも逆効果でした。5か月目は「体調を崩さないように」と気を張りすぎて、かえって疲れていたと思います。理由を考えるのは良いけれど、考えすぎず、ほどほどが大切です。

6. 休むことを、サボりだと思わない

最後は、休むことです。

復職1か月目から、休日は体の回復を最優先にしてきました。1年9か月目のお盆は、実家で予定を詰めずにだらだらと過ごし、地元の友人と会って話をしました。休みが明けると、体調は休みに入る前より良くなっていました。

休職していた頃の私は、休んでいる時間を「何もしていない時間」だと感じていました。早く動けるようになりたくて、焦ってばかりいました。

いまは、そうは思っていません。休むこと自体が、回復のための時間です。お盆の休みも、よく休んだぶんがそのまま体に返ってきました。だから復職して1年10か月経ったいまも、休日は体の回復を先に置いています。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

・寝る時間を変えない
 休日も平日と同じ時間に寝る。私の場合、睡眠を削った月は体調を崩していました。

・自炊で、体に合うものを食べる
 自分に合う食材と食べ方を探す。合う食べ方は人それぞれです。

・調子がいい月も、痛くない鍼灸と漢方薬を続ける
 自分では気づかない疲れに、気づかせてもらえることもあります。

・体力は少しずつ戻す
 散歩から始めて、目標は「治ったら何がしたいか」に置く。

・崩れたら理由を探す
 理由がわかれば、自分を責めずに手が打てます。

・休むことをサボりだと思わない
 休むこと自体が、回復のための時間です。

6つを並べてみると、どれも、自分に合うものを見つけて続けてきたことでした。合うものは人によって違います。まずは、自分に合うことを一つ見つけて、続けてみてください。

復職してからの1年10か月を、1か月ずつ記録しています。どの月に何があったのか気になる方は、こちらからどうぞ。

これからも皆様に少しでも参考になる内容をお伝えできればと思っています。皆様の明日がより良い日になることを願って。

関連記事

⚠️ 免責事項 この記事は筆者の個人的な体験をもとにした情報提供です。病気を良くする方法として鍼灸・漢方という選択肢があることを知っていただくことを目的としており、病院での治療を否定するものではありません。治療方針については必ず医師または専門家にご相談ください。

この記事が役に立ったらシェアしてください

春来のプロフィール画像

この記事を書いた人

春来(はるき)

IT企業SE・30代。うつ病で休職後、鍼灸・漢方との出会いを経て復職。病院以外の選択肢があることを、実体験をもとに発信しています。

プロフィールを見る →

新しい記事は、XとThreadsでお知らせしています。